S市の駅近くはは普段にだいぶ近づいてました。食料もほぼ普段どおり買えました。買えない物は多分放射能とかそういう原因だと思います。


なんかでも、警察の車両とか、赤十字とか、ボランティア表紙をかけてる車とかいろいろ見える。見たこともない戦後すぐの光景を妄想したりする。実際、そういう車両が通るたびに埃っぽいし。


駅近くの人間は見た目は普段どおりで(スーパーで買い物しつつ聞こえる話は、親戚が家を流されたとか、普段どおりではないけど)、あと自分も家族がいないことをいいことに適当に逃げ出していたので、どうしても海から来た人々には負い目を感じたし、僕は彼らの表情をうかがっていた。


あと、海側に近づくのが怖かった。