ohgr - minus

僕には特定のキーワードを聞くことに抵抗がある。一番抵抗があるのは「本質」だ。そのキーワードが出ると一瞬思考停止をしてしまうくらいだ。何故ここまで本質というキーワードを聞くのが苦手かというと、たぶん、僕の「本質」というキーワードに持つ印象と実際によく見られる使われ方の違いからくる戸惑いからであると思う。
僕は、物の本質とは誰からでも同意されるものでなければいけないと思う。しかし良くある「本質」という言葉の使われ方では、事象が本質と呼ばれるには他人の同意が必要なのに、自分が重要であると思う事象を指して他の同意なしに用いられる。そもそも、いろんな人から見ればそれぞれ違う部分に注目するはずなので本質というものは存在しないような気さえする。もしくわ、いろいろな人の考えに依存しない、ありのままの姿を本質と呼ぶかである。


僕はこの抵抗をなくさないといけないと思う。先生まで本質とか言い出したからだ。